あひるのバタ足

日本語教師だったり、TOEICスコアアップトレーナーだったり。非常勤生活満喫中。「われわれは過去の記憶によってではなく、未来への責任によって賢くなる」(バーナード・ショー)

未習語論争の本質

金科玉条のように「未習語を使うな!」と青筋立てる先生を私は見たことがなく、非実在教師なのではという気もしないでもないですが。でも話聞いてると、やっぱりいるんですかね。

ひとつ提案。

いっそ、直接法で教えてる全国の日本語教師の授業をサッカーや野球みたいに記録してビッグデータ分析しちゃいませんか?
仮説は「未習語を使うと学習者が授業を理解できない」。もちろん未習語を一切使わない授業も同じだけ記録して比較します。やろうと思えば技術的にできちゃう未来はもう来てるんだから。

deepanalytics.jp

さて、未習語の使用がなぜ問題になるのか。それは直接法で教えてるからです。直接法をやめれば未習語がどうのというイシューは消滅します。

私は日本人にTOEIC対策を教えたりもしてるんですが、リスニング・リーディング合わせて350点の方に英語だけで授業やるなんてありえません。英語が得意じゃない日本語教師の皆さま、想像してみてください。英語しか話せない先生に英語だけで英語を習うってどうですか?
ゼロ初級の方々に直接法で日本語を教えてるってそういうことです。

そしてもう一つ。「教師が無自覚に話してるのが問題」…激しく同意します。そういう理由でなら、私も養成講座で注意されたことはあります。

 


まずは明日から自分の授業を録音、録画してみましょう。それで自分のどんな言動がどう影響してるのかしてないのか、自分でチェックすればいいんです。未習語使う使わない、個々のビリーフはどうであれ、それもやらずに他人の授業にケチつけたらいけませんよ。身も蓋もないオチですみません。(ちなみにこれやると未習語以前に、思ってもいなかったところに課題が見つかったりします)